手のひらを巡る
メッセージ

2011.5.26

消したい手相も自分、いとおしい自分
〜手のひらに現れる苦悩の横線、障害線、ストレス線、放縦線〜

このところの不安が影響してか、手相全体に、おおざっぱな横線が複数目立ってきた人は、いませんか?

手相では一般的に、縦線が吉、横線は凶。
凶の中でも気になるのが、主要線を横切って伸びる障害線(病気や事故、トラブルにつながる印。例えば左の図のような線)ですが、
二番目の図のような複数の横線を全部、障害線とみる必要はありません。

全体としてこのような相になっている人は、具体的な悩みや問題がなくても「なんとなく不安、不満、気ぜわしく落ち着かない、イライラする状態」とみたほうが自然です。

病気に直結しないけれど、スカッとしない状態。
ただし放っておけば体に影響しますから軽視は禁物。気になる人間関係などからひととき逃れて、頭をからっぽにする時間が必要です。
精神的に落ち着いてくると、横線は薄れます。

一方、このおおざっぱな横線とは異なり、薄くてこまかな横ジワが増えてきたときは、それは内臓の衰えを意味します。あわせて、他の基本線にシマが出たり線ストレス線が薄れたりといったマイナスの変化があらわれたら、すぐに医療機関のチェックを受けて、災いを最小限で乗り越えましょう。

元気で長生きされている人の手相をみると、シワっぽくなってはいても、全体的には縦の線がスッキリと目立っていて、不要な横線は目立たないものです。

手のひらの気になる横線には、他に、神経が疲れている状態をあらわすストレス線(左の図)や、肉体疲労、内臓の衰えをあらわす放縦線(ほうじゅうせん 一番下の図)があります。

体の危険信号を意味する放縦線は、一生懸命働いている人や、本業放縦線(ヴィア・ラシビア)以外の趣味に打ち込んでいるパワフルな人にもよく見受けますが(遊び過ぎの人にも出現)、体に負担をかけているという点では同様に、注意が必要なわけです。

たまにはと、今回は不吉な線をとりあげてみました。
手相を書いて運を上げられるのなら、不吉な線も消せるといいのにね。
でも、自分の手に出てくるマイナスの線やシルシは、あなたを困らせるためにあるのではなくて、気をつけてほしい、というメッセージをたずさえています。

弱い自分もいとおしい自分、いたわってあげたいものです。

一覧へ戻る

Copyright Hito emika office. all rights reserved.