2011年3月26日 (土)

また会いましょう

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ヒマワリの花、季節外れだけれど、ここへ飾りたくなりました。

ヒマワリのように上を向く、その人の無事を感謝して。

その人の、変わらない朗らかな話ぶりが電話の向こうから聞こえてきて、うれしくて。そうしたら、身近な小さなことはあまり気にならなくなりました。ありがとう、Kさん。「何もなくて、申し訳ない」なんて言わないで、ずっと元気でいてください。元気でいてくれることが、希望です。

今週は、色々な方の「そのとき」「その後」のお話が聞けました。人によって、感じ方さまざまということが、おもしろい、と言ってはいけないのかもしれませんが、興味を惹かれました。

トラック仲間から支援物資を集めて運んだという、つわもの女子もいて。そのようなことがわたしにはできないけれども、せめてよく働きわずかなりとも継続的に寄付をしようと、改めて。

こういうときに、その人、その人の質が伝わり。不安を抱えていても、縁ある方の、どの人にも、純な「心」の感じられることに、わたし自身が慰められました。

この時期にしては冷えこみ強い今日このごろ。本格的な春、花の季節が待たれます。時間を先へと進ませて、

この春開講予定の手相教室については、

自由が丘の定期クラス(所要6か月)開講は、開講を5月10日(火)に変更しました。

よみうりカルチャーは、横浜センターが予定通り、4月11日(月)スタート。恵比寿センターは、7月1日(金)に変更することにしました。詳細は、わたしのHPをご覧ください。

カルチャーセンターの担当者には、毎期、大変お世話になっています。恵比寿のお若い担当者がこの春、転職とのこと。新しい職場でも持ち前の機転のよさをいかして活躍されることと思います。

「また会いましょう」、と、いつもよりも強く、声に出してしまう春です。

開講までに余裕ができ、そのあいだにわたしにもやるべきことがあるのでしょう。

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コメント

風光さん、コメントありがとうございます。

「建設は破壊から」、口にしにくい言葉ですが、そのようにも思えます。破壊があって新しい学びがあり、そうして守るべきものの建設が始まるというのは、運命学的にみても自然の流れとなっています。

今日はカルチャーセンターの継続コースの初日で出かけてまいりました。
受講生の方もスタッフの方々も色々と辛抱し漠とした不安を抱えながら日々を送っている、と、あたりまえのことを実感することで、慰めもまた覚えたような日。晴天で、近隣の桜も開きはじめました。

過度な自粛ムードはおかしなことで。肩身を狭くすることが被災地のためになるとは思えません。今を感謝し花見しようと思っています。花粉症はわたしはまだ大丈夫です。まわりでは花粉症の人の割合のほうが多いぐらいに感じます。でも被災地の苦難を思えば、花粉症がつらいとも言いづらい、この我慢ムード。それが気がかりであったり。

つらい、つらい、と、許される場所ではときには言って吐き出さないと、糸が切れてしまうかも。愚痴のもらせる人、環境が大事と感じます。

風光さんは、花粉症は? 体調は改善されているのでしょうか。

またこれから一年、お力を尽くしていかれるはず。お体大切にされて、お花見もたのしまれますように、と。

投稿: 恵美花 | 2011年4月 1日 (金) 18:32

心に明るさは戻ってくるのかと
今だそんな思いの中で3月も終わろうとしています。

この年のこの月に起きた未曾有の災害は
無い知恵のままでも「どうして?」が頭を過ります。
以前サラリーマン時代、ある国税局の局員から「建設は破壊から」と言う言葉を聞きました。
当時、会社が倒産寸前となり、その状況から新しい会社組織で建て直しに奮闘している時期でもありそんな言葉を私にしてくれたのだと思います。

そんなことを思い出す3月でもありました。

明日から4月ですね。
種まきを充分して、秋の収穫に笑顔の人々の姿がみれることをと、私もせっせと種をまいていきます。

恵美花さんも、花粉は?大丈夫でしょうか
心身ともに歓びに満ちた輝きを皆さまにお与えください。
キラリト輝くメガネの先の瞳が、多くの方の心を豊かにするお姿だと、生意気ながら私はそのように感じております。
では。

投稿: 風光 | 2011年3月31日 (木) 09:54


2011年3月22日 (火)

ほんとに、

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今日も今日とて、ゆらゆらっと…

あーもぅ~、ほんとに、

ほんとに…、

ほんとに、ほんとにほんとにごくろうさん♪

口をついて出た歌に、苦笑。

どっぷりドリフターズ世代でした、わたくし。すりこみってすごいですね、いいの? こんなときに、原発トラブルの一進一退、精神的にまいっている受講生も少なくなく、安否のわからない人もいるのに、深刻になりすぎて、深刻になり過ぎて笑いたくなった、こんないい加減なわたくしで、ほんとに?

ほんとに、

ほんとに、ごくろうさん ♪  みんな。

つれづれに。ありがとうドリフ。写真は前にいただいたスタバの携帯カップ。スミレ色がきれいです。「先生にはこの色!」と言ってくれた働き者のNちゃん、職場休園で、心労いかばかりか。元気でいて。

さて、これから延期になっていた定期手相教室の最終授業です。それぞれがそれぞれの環境で考える好機。

ほんとにほんとに、朗らかに笑える日が一日も早くと祈ります。皆さま、ご無事で。

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コメント

また来週~!! \(^^;;

投稿: yumi | 2011年3月24日 (木) 11:54

yumi tanabeさん、コメントありがとう♪ございます。

昨晩は帰り道、思い出しついでに♪ババンババンバンバンとこっそり歌ってみましたよ。
子供なりの日曜夜の憂鬱とドリフの慰めを思い出したりして。平常業務へ戻りつつあり、本日も過ぎんとす。

yumiさんも元気でいてくださいね。宿題やったか^^;

また会いましょう。

投稿: 恵美花 | 2011年3月23日 (水) 23:03

ご無事で何よりです。
たしかにドリフの歌、歌いたくなっちゃいますね!
元気でいてください。
必ずまた会いましょう。

投稿: yumi tanabe | 2011年3月23日 (水) 11:49


2011年3月19日 (土)

そこにいるだけでうたっている自分であったなら

P1040033 よく揺れますね。お元気ですか。

今日はもともとの定休日。地震で崩れてきた本の整理をしていて、つい読んでしまって。あまりはかどらないままに時が過ぎてゆきます。

そうして、こぼれでた北川浩二さんの詩集を久しぶりに手にしたことで、今日の片づけは終わってしまいそうです。危険と困難の収束を願い、今このひとときを感謝しつつ。

 歌

 ひとりきりで

 いつまでも黙っているような歌を

 もしもうたえるのならどんなにいいだろう

 特別うたおうとしなくても 

 そこにいるだけで

 うたっている自分であったなら

 この胸がひとつの楽器で

 悲しみや苦しみにふれるたび

 痛切に

 切られるように響いたならどんなにいいだろう

 いつまでも

 いつまでも黙っているような

 静かでやさしい歌がこの世にあるのならどんなにいいだろう

 だれかのそばで

 だれかのために

 自分にできることを探しても他にみつからずに

 ただもう夢の中でもがくようだったならどんなにいいだろう

  (北川浩二「パイロットボートの深夜行」 発行:ポエトリージャパン)

無断転載なので後日削除になるかもしれませんが、

どんな言葉も実感に欠けるような、今このようなときに、けれど何か真実に近い状態を伝えあいたい、そのようなときに、

「黙っているような歌をもしもうたえるのならどんなにいいだろう」「ただもう夢の中でもがくようだったならどんなにいいだろう」と、言葉では表しきれない、その想いを、あえてこのように言葉で書こうとする北川さんの姿勢に慰めを得ます。

…昨日、遠方の受講生から電話いただきました。トラックの運転などができるので被災地の手伝いに行きたい、それが今(かえって迷惑であったりして)無理なら、避難者の受け入れでも、と言う、その若い方の、どうしていいかわからないけれど何かをしたいという想いに打たれました。

元気でいることも仕事だから、と、訳知り顔でさとすようなわたしは、くたびれているだけかもしれませんね。頼りがいある論客の老化や死、大リーダーの不在を嘆いてばかりいないで、経験未熟でも感性豊かな多くの若者に希望を託していくべき時期なのでしょう。もっと役割と活躍の場を、若い人たちに譲っていくときなのだろうと思われます。

さて、それから、業務連絡。計画停電の影響等により授業や鑑定に支障ありそうな場合は、前日までに連絡します。そうでなくても、不安があれば延期希望の連絡をください。安全第一で、また元気にお会いしましょう。

また、自由が丘・仙習院での手相教室定期コースは、4月5日開講予定となっていますが、スタートをずらすかもしれません。来週中にお知らせします。

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2011年3月17日 (木)

ためされて

1103172 風強い日。綱をつけて猫のお散歩をさせている人に今日は出会えず。お元気ですか?

計画停電エリアに入っている目黒区ですが、今のところ実施されておらず、自由が丘の商店街は一見、通常通りの様相を見せてはいます。通常通りにするほかはなく。

オフィスのあるビル内は静か。

授業や鑑定の多くは延期になっていますが、今日授業に来られた怖いもの知らずの?!Sさんが、こんなことを言っていたのが印象に残りました。

「暇だろうから、知り合いの店へ行って靴でも買ってあげようかな」と。

えらいな。もしかしてその親切心からわたしのところへも来たのかしら(^^; 厚着して、お茶持参。

節電と用心するのが優先ですが、ある程度通常の生活を回していかないと、寄付するしないではなくなりますね。わたしも委縮しすぎず、この隙に美容院でも行きましょうか。

昨日は、恵比寿のよみうりカルチャーの担当者が、明日あるはずの最終授業振り替えについて骨折ってくれました。カルチャーは金曜まで全講座休講。このような時なので授業できなくても仕方ないかと思っていましたが、工面いただき、4月末にお馴染みの皆さんと顔を合わせることができるようになり、嬉しかった。

カルチャーは休講でも、内部では普段より忙しくしている人がいて。「気をつけてくださいね」「先生も気をつけて」と、そんな普通のやりとりの力強さ。何か、重たいものに、負けないようにしないと、皆で。

…オフィスへの道すがら、

白木蓮でしょうか。雀が枝々にとまっているようにたくさんの蕾をつけて膨らんでいて。見上げると、咲き始めているものも。

「どうして」、

浮かぶのはそんな言葉。

「どうして」、と、尋ねたい強い想いがあっても誰に言うこともできない。自然の営みのなかにいて開きかけた花に、心の内で尋ねることしか。

どうして、あなたはそこにいるの、

どうして、まいとし花開き、

どうして、わたしたちはこのようなことに、

答えない花に、慰めを得たり。暇だとおかしなこと考えるものです。

思いがけず得た余暇に、わたしのすることは、やるべきことを終えたら早めに布団にくるまって本を読むぐらいのことかもしれません。まずは借りたままになっている古事記を。カミサマはどうして国を作ったの? 気まぐれかもね。

被災地での窃盗や震災募金を装った詐欺の報告が、徐々に出始めていて。不必要な買い占めも。憤りを覚えるけれども、一方で、樹木のようにはいられない、生きていくのが人のすること、だから色々人がいるという思いも。

用心する、情報を選り分ける、自己責任で判断する。必要なこととそうでないこと、大事なこととそうでもないこと、整理する好機になるかもしれない、こんな言い方は不謹慎ですが、これからを考えられる機会。これからは、今の積み重ねでしかなく。選挙のための判断材料もたくさんできた。皆さま、ご無事で。

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2011年3月12日 (土)

一夜あけて

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一夜あけて、この空の晴れやかさに、言葉が浮かばない。

被害の伝えられる地域の方々に「気持ちをしっかり持って行動を」と言葉を送り、この状況で、どうやって気持ちをしっかり持てと言うのかと唇をかみました。

亡くなられた多くの方に弔意を捧げます。

ご両親の連絡を待ちながらこちらで自宅待機していると言う受講生もいます。

どうか、ご無事で。

これ以上被害の広がらないよう、迅速な救助、復旧活動を望みます。救援や支援にあたっている方々のご無事も。

与野党も一丸となって、このようなときこそ力強く、選ばれた者としての姿勢を見せてもらいたいと願います。関係省庁の正確な情報公開も。

余震があり。わたしたちのできることは、油断せず身を守り冷静でいることでしょう。落ち着いたらできることを。節電でもいい。してはいけないことをしないこと、例えば不安をさらにあおったり、いたずらに落ち込むようなこと。

…甲信越地方でも揺れたので、実家に改めて連絡すると、

80歳になる父、かつて社員旅行先で被災した阪神淡路の経験があるからか、言葉は落ち着いていたけれど、

「こっちは日本海側だから。だいぶ揺れたが、被害の大きなところに比べたら……」。そのあとは互いに言葉になりません。

わたしのところでも激しく揺れ、本棚が倒れるなどしましたが

言葉にならない、と思っていると、

「人生は短いぞ」と、電話の向こうから、唐突に。

こんなときにそんなことを言わないでほしい。

「人生は長いと思っていたが…。80になってみんと、80の者の考えることはわからんものだ」と。

そうして、健康状態や近況など話して、

「じゃあ、またね」と、短い話は終わりました。

耳にいつまでも残る「じゃあ、またね」でした。

冷静に、と心得るけれど、脳裏に浮かぶ宮城の人の「またね」を耳に確かめたく、いけません。気持ちをしっかり持って行動を、でした。今日は授業、鑑定のキャンセルがありわたしからも延期してもらいましたが、明日は通常に、やるべきことを。

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コメント

まつりさんも、ご無事で嬉しいです。

ブログを書いたら、「ご無事で」というメールをいただいたり。いつも通りにすること、必要ですね。

自由が丘の街も今日は一見いつも通りのように見えます。緑道のベンチで憩う人たち。なんでもないけれど、ずっとこうあってほしい光景。
おそば屋さんのテレビでは被災地の状況が。
「大変なことだったね」と、テレビを見つめる人たちの気持ちは同じかと。

金曜は所用で休んでいて自宅で地震にあいました。事務所に来てみるとほとんど変化がなかったです。地域差や建物によるのですね。

積み上げていたせいで倒れた自宅の本棚から、まつりさんに借りたままになっている恩田さんの本も目の前に……

できることをできるだけ。忘れないこと。用心して元気で。

投稿: 恵美花 | 2011年3月13日 (日) 18:28

ご無沙汰さたしてます。

本当に恐ろしい地震でした。

ブログを読んで、先生のご無事が分かり安心しました。ご家族の方も無事で何よりです。

もちろん私も、大丈夫です。
東北の方々のことを思うと、胸が痛みます。
何もできなけど、一日も早く復旧することを祈っています。

投稿: まつり | 2011年3月12日 (土) 21:26


2011年2月22日 (火)

ふるきをたずね新しきを、知りたい

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少しずつ春らしくなってきましたね。パンダ外交官がお目見えする頃には、上野も花の盛りでしょうか。

さて、大変久しぶりにわたしのHPの手のひらを巡るメッセージを更新しました。

さる2月11日、五聖閣という姓名鑑定の分野で名高いところにお招きいただき、手相について話したことをまとめたものです。

五聖閣では、毎年この日に、創始者の熊﨑健翁(けんおう)を記念する行事が行われており、今年は研究会の後にしゃれたイタリアンでの会食。寒い日でしたが、雪見ワインと、気取らない方々との交流に、思いも色々。

わたしが姓名学を学んだところなので(現在も勉強中ですが^^;)、気持ちがひきしまるというか、新鮮な緊張感を覚えて有意義でした。

わたしの話のテーマは「時代で変わる手相の見方」。現代の日本なら、こんなふうに鑑定したほうが役に立つという事例を、ほんの一例ですが紹介しました。

今回はレポート調の文章なので、読みづらいと思いますが、手相に関心のある方はご覧ください。⇒コチラ

…手相に限らず、古くから受け継がれてきた知識を学ぶことがまず大事ですね。そうして、その上で、時代や地域、環境にあった使い方をすれば、知識が古びず、いつまでも、新しい局面を切り開く知恵としていかすことができる。

いまだ世間は手相ブームのようですが、理屈プラス実践が盛んとなり、脅かしや優劣判断ではなく、どの人の手にも宝や武器を発見できる手相術にさらに育っていくといいな、と、願っています。

…五聖閣でうかがった、熊﨑健恒先生(熊﨑式姓名学学術振興会会長)のお話も、興味深いものでした。

「名前をよくすることは、子孫に続くこと」。「先祖から子孫へ続く流れの中での自分は、駅伝の選手のようなもの」という言葉が特に印象に残っています。

苗字の最後の一文字の画数と、名前の最初の一文字の画数を足した数を「人格」と呼び、その人の性格、主運を表わしますが、

苗字というのは変えることのできない家系の流れ、そこへ自分である名前がつらなって、運命が形成されていく。

人は自分一代で存在するのでなく、先祖からの流れがあってこその自分、という発想から、熊崎健翁が「人格」を重要視したのが画期的なことだった、と。

わたしは、自分で納得できないと人に強く勧められない性格で、姓名判断についてはみずからの名前(仙乙恵美花)で今まさに人体実験中というところがあるのですが、健恒先生は、姓名学だけでなく、運命学全般に通用することを易しく話されていて、納得がいき、ひとつ歩めたように感じました。

自分の現世利益だけでなく(目に見えた自分の利益にたとえつながらなくても)、今をよくすることが子孫へつながる。子供のいない人でも、社会全体のプラスへとつながっていく。わたしもそんなふうにとらえて、運命学に関わっていきたいものだと、改めて。

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2011年2月10日 (木)

春待つ思い

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白梅、紅梅花開く枝に、ぼたん雪。確か、昨年も、そんな光景に、ひととき寒さを忘れた記憶。

みぞれの夜が明けて、陽が射して。毎日眺めて行き来している梅の並木が、ひときわ輝くようでした、水曜、早朝。

ひよどりが二羽戯れているせいか、枝がゆさゆさと。そんな明るい光景に、急いでいるのに引きとめられて、ぼぅ~っと見上げていたからでしょうね、

「うぐいすが来ている」と、知らない女性から話しかけられました。鶯♪

「ほら、そこに」。

寒さが戻るのも、春近い知らせ。

そのように、陰極まるような暗いニュースも、変わる季節の知らせと願いたいもの。

身近では、赤ちゃんが生まれたという嬉しい知らせが続いているのでした。送ってもらった赤ちゃんの手相、感動的にかわゆかったです。

さて、2月もあれあれという間に気づけば月末ということになりそうな気配…。

先日検診にいった婦人科クリニックでは、年季の入った女医さんが、トイレに行く間もないほどに、一人奮闘されていました。待合室はいつも女性でいっぱい。2時間近く待たされて辛抱切れかけた時でも(゚ー゚;、疲れを見せない先生から丁寧に応対されると、心が緩んでしまいます。なかなか真似できない、立派なものだなと感じました。お名前も、なるほど、大変強い吉名で納得。

休み時間なく対応できる体力が(自覚でしょうか)わたしにもあれば、もう少しこちらもはかどるのですが、

2月分の鑑定受付、終了しました。体調と環境^^を整えるため、週に一日は休みをと工面した結果、手相教室でも、受講者の希望日時にすぐ応じられない場合が出てきており、このままではいけない、個人教室のよさが失われてしまう、と、懸念が。今後について見直す時期に来ていることを感じます。力を尽くすことは変わらずに。

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コメント

keikoさん、どうもありがとうございます。

「至誠」、よい言葉ですね。

今日は行事があり、少し話をさせてもらいましたが、至誠、はたしてできていたかどうか、とふり返ります。日々精進ですね^^;

寒空。keikoさんもお体お気をつけくださいね。

投稿: 恵美花 | 2011年2月11日 (金) 19:04

いつもながら恵美花先生の文面にふれると
心が癒されます^^
ありがとうございます。

娘の高校の校訓は『至誠』
まごころをつくすって意味で、
私も大好きな言葉です。
先生の文章には、それが感じられます。
大ファンです。

充電は必要です^^
お身体ご自愛下さいね~

いつかお会いできますように^^

投稿: keiko | 2011年2月10日 (木) 09:37


2011年2月 1日 (火)

敵わないひとと、実感と。

1101201また夜に。

新年1月、いかがお過ごしでしたか。まもなく節分。改めて気持ちを切り替えるのによい時期がやってきます。何度でも、仕切り直して、進みましょうね。

さて、今月、わたしが強く記憶に残したのは、一通のお手紙です。占いの仕事を始めたばかりの頃に、鑑定現場で色々教えてもらった方から、年賀状の返事としていただきました。

雰囲気のある容姿と慈愛深い人柄がお客様に人気の先生で、その方と同じ現場に入ると、大変緊張したものです。手相の知識も、柔らかで冷静な表現方法も、とてもわたしには敵わない、と思えたから。だから、少しでも恥ずかしくないように力を尽くそうというファイトが湧きました。忘れません。

占い小屋で(”小屋”です)ひっきりなしにお客様の続く日、なりふり構わず(゚ー゚;必死で鑑定しながらも、隣から聴こえてくる強く優しい言葉が意識されて、大いに影響を受けました。

そうして大変暇な雨降りの日には、まだ手相の基本しか知らないわたしに、様々な占術の魅力を伝えてくれた人。進んでわたしの運勢を調べてくれて、肯定的に「ここが素晴らしい」というところを指摘してくれました。誰にでもそんなふうにされる先生でした。

それでいて、押しつけがましさというものがまったくない、占い師には珍しい方で(゚ー゚;、純粋に占いが好きなのだなぁ、運命学とはそんなに深く面白いものなのか、と、その方の態度からわたしは実感して知ったのです。

いただいたお手紙の文面は、昔と変わらない、温かい励ましにあふれていて、

嬉しさを感じると同時に、このような優しく強い肯定の言葉を、今のわたしは出し惜しみしているかもしれない、と、かつての緊張がよみがえりました。有難いことだと思います。

1101241

敵わない人がいると思えるのは、嬉しいことですね。だから、しっかりしなければ、という気持ちになれる。

そうして、こんなふうに「敵わない」という評価は、自分が決めることで、誰かから言われることではありません。いまだ未熟なわたくしですが、そのような実感のもたらす確信については、わたしは揺らぎがないのです。

どうしてこんなふうに書くかというと、最近、「揺らぎ」が目につき、関心を持っているから。

例えば、手相や占いに興味のある人たちと接していて気になるのが、「テレビでこう言っていたが」と揺らぎ、「他の本ではこう書いてある」と揺らぎ、「ネットでは…」と、疑心と不安ででしょうか、揺らぐこと。

そんなとき、わたしが「それは間違っています。答えは絶対これです。わたしが正しい。有名な○○さんも言っています」などと断言すれば安心するのかもしれませんが、そうしませんので。

わたしも、正しい、あるいは間違いだと確信の持てることははっきり言いますが、けれど、言い伝えられてはいるけどどうも実感持てないなぁというような、あいまいな部分は、断定せず、「確かかどうかは実例をさらに検証しないといけない」と言います。正直さがもの足りないでしょうか?

危険を避けるために疑心は必要ですが、(わたしも疑心の強い人間なのでわかるのです)、自分の実感はどこにあるのかな、基本を勉強してそれから自分で答えを探す気概がないのかなと、思ってしまうことがあります。

本当に手相が好きな人だと、色々な人の手を見て「これは本当にあたる」とか「これは使いにくい」とか、積極的に報告してくれる人もいます。情報を鵜呑みにせずに、けれど素直に先生や本やテレビなどからも学んで参考にして、実際は自分で確かめているのです。

答えを間違えないように、他人から批判されないように生きていくことは大切でしょうが、絶対に間違いをしないということはできない。それに、多少間違っていやな思いをしたり調べ直したり自分で納得したりを繰り返さないと、なかなか身につかないもの。

Aさんという人の言葉を後ろ盾にしただけの、自分の実感のない答えしか持たない人は、Aさんに悪評がたつと、今度はBさんに乗り換え、Bさんも評判が落ちると、次なるCさんを探す…

そんなふうに、他者の保証がないと言葉を口にできない人、自分の実感が得られないままに揺らいでいる人は、いつまでも自分に自信が持てないのではないでしょうか。

占いに限ったことではないですね。

正しい答え探しを急ぐばかりでなく、対象に興味をちゃんと持って少し間違っても動いてみたほうが、答えは近づいてくるもの。自分で見つけると、気持ちがいいのです。

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コメント

keikoさん、はじめまして。

おみくじを使ってもらえて大変嬉しいです。
愉しんでいただけてますか(゚ー゚)

わたしもときどき自分でひいて、ギクリとして気持ちをひきしめたりホクホクとしてやる気をだしたり^^;しております。

なかなか更新しないブログにおつきあいいただき、また温かなコメント、ありがたく。
わたしも励まされました。

いつか会えますように。

投稿: 恵美花 | 2011年2月 3日 (木) 23:00


はじめまして。
いつもありがとうございます。

恵美花先生のおみくじに
出逢い、それから毎日・・・
今では日課となっております。

先生のお人柄がうかがえる
やわらかな、やさしい文面のブログも
大好きです。

いつか是非・・お会いしたいな~^^
と思っております。

これからも
がんばってください。
先生のブログに癒されております^^
ありがとうございます。
感謝してます^^


投稿: keiko | 2011年2月 3日 (木) 09:25


2011年1月 8日 (土)

よい人ね。

1101081七草の頃を過ぎ、あらためまして皆さま、無事新年をスタートされましたこと、お慶び申しあげます。

おとそ気分がようやく抜けてきたかなと思っていた昨日7日、恵比寿のよみうりカルチャー受講生の皆さんの新年会で、気分が少々戻り気味^^; 普段はそうした集まりはほとんどないのですが。

目の前の酒瓶を眺めてカウンターに並んだ40代~80代後半の面々。昭和を感じさせるディープな雰囲気のスナック。カウンター内に立ち、お皿があくとサッと手料理を出してくるマスターは、受講生のAさん。お酒が入るにつれ饒舌になるマスター、授業の時とは別人のようでした。

そうして、カウンター脇には、カラオケで洋楽を熱唱するMさんの姿が。イタリア語の勉強を長く続けているSさんや、「最近テレビに出てくる人の手が気になる」と言うTさんが先に帰った分の静けさを破らんとばかりに、体を折り曲げ歌い続けるMさん。その姿にわたし、最高齢のYさん(歌人)と爆笑、いえ楽しませていただきました。悪夢だったのだろうか… いえ、楽しい夜でした。大変寒い夜でしたが、皆さんからうかがった話のあれこれが熱く記憶に刻まれました。気がかりと言えば、Yさんのあまりのお元気さに、つい遅くまでおつきあいいただいたこと。酔いがさめてからお齢を思い出し心配に…(゚ー゚; 

「みなさん、よい人ね。」

と、帰り際に、Yさんが言われたけれど、

よい人なのかど1101087うかはわからないけれど(?!)、よい人ね、と言うYさんは、よい人をいつも呼ぶのでしょうし、

他の誰かにとってよい人かどうかはわからなくても、誰かにとってはよい人でいられる、

そんなふうで、わたしも、ひとも、あるのかもしれない

などと、変わらぬおとそ気分の頭で思い巡らせたのでした。  

さて、本当に気分を切り替えて^^平常に努めなければ。

今年もおつきあいのほど宜しくお願いします。

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