苦悩の生まれる場所を手放して
昨夜もずっと、まぁるい月が、薄いヴェールのような雲に隠れたり、にゅーっと現われたりして、妖しい存在感を見せつけていました。ずっと見上げているとルナティック…文字通り、ちょっとおかしくなってしまいそうでした。
そうでなくても、昨日は、わたし変だったのです。(いつもそうでしょ、と言わないで--;)。
授業中、自分のプライベートを話したくなったり、くだらない話のネタが頭に次々沸いてきて、それをどうしても口にしたくてたまらない衝動にかられてワオーン困りました。久しぶりにみえたのにAさん、お疲れでしたでしょう、懲りずに最後まで来て下さいね^^; …月の光を浴びすぎたかな。
さて、気分を切り替えて… と。
急ぎの仕事も終わって、ホッとひと息といった週末です。皆さまはいかがお過ごしでしょう。悩めるあなたは、どうしていますか?少し気になっています。
…わたしの鑑定所へみえるのは、「ちゃんと占ってもらうのは初めて」という方が多く(紹介やホームページを見て「この人なら大丈夫かも」(かも?)と訪ねてもらっているわけで嬉しいです)
そういう、占い慣れしていない方には、話が伝わりやすく感じるのですが、
そうでなく、苦悩が解消できずあちこちの占いを巡っている方だと(それで心が慰められるなら構わないですが)、様々な占い師の影響を受けていて、ときに聡明な方でもどう行動していいかわからなくなっているようなことがあり、わたしが何か言えばなお混乱するのではと、口が重たくなってしまいます。
本当は、うまく使えば、運命学は、自分の役に必ず立ってくれるものなのだけれど。
自分をなくすような使い方をしないでほしいのです。
道具として使ってください。
東洋の運命学が伝えているのは、
人は、うまくいかない部分にこだわるということ。自分の宿命に欠けている部分(苦手分野)に、こだわるということ。
その「欠け」が「欲望」となって、自分を苦しめます。欠けているから欲しいのですね。
欠けているのだから願い通りにはならないわけですが、なぜ私だけうまくいかないのかと苦しんでしまう。
ですが…、自分にとっての「欠け」は何か、どの分野かを、知っていれば、だんだんと落ち着いてきて、様々なことを比較的冷静にとらえて進めていけるようになります。
「欠け」への「欲望」を手放せたら、世界は180度変わることがあります。
「欠け」があれば、その逆もある。そうなんだけど、持っているものより、持ってないものに人はこだわりやすいのですね。
欠けている部分(例えば結婚運、親、子、部下、友人等との縁)は苦手分野なのだからそこに苦労があるのは当然と心得て、逆に、欠けていない自分の得意分野に目を向けていけば、気持ちも人生も変わるでしょう。
満足して生きる方法は、運命学の中に語られています。でも、自分をなくしていては、うまく使えないのです。
そのあたりを、わたしはまだうまく伝えきれていないと感じます。信じてほしい、でも混乱、絶望しないでほしい、ジレンマ。そこがわたしの「欠け」かもしれませんが、フォローできるような経験をさらに積んでいこうと思っています。魔法の杖を、あなたに、ちゃんと渡せるように…
コメント
お久しぶりです!!
2月に引越しを敢行しました。
その後、穏やかに過ごしております。
ありがとうございました。
『「欠け」への欲望を手放す』
すごく響きました。
以前、「何だか生きづらいな~」と思っていた頃には、その「欠け」への欲望があった気がします。少しづつ上手に手放せているのかなぁと思います。
投稿 あい | 2007年9月30日 (日) 22:53
あいさん、
近況知らせていただけて、とてもうれしいです。
ブログ読んでくれてありがとう。
「欠け」は傷のようなものでもあるから、刺激すると痛いんですよね。多少の痛みがないと鍛えられないからだめだけど、痛いばかりだと鍛えられすぎで、自分を守ろうとして、体がどんどん硬くなってしまいます。
体が硬いと、一見、強そうなんだけど、中は弱くなってたりする。硬さは壁なので、ますます疎外感みたいなものも強くなる。なんだか変な話してますが^^;
いったん手放してみると、柔らかくなる、それがいいみたいです。
投稿 恵美花 | 2007年10月 1日 (月) 05:08